新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症とは
原因ウイルス
・新型コロナウイルス感染症の原因となるウイルスはSARS-CoV-2(Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2)です。このウイルスは呼吸器に感染し、COVID-19を引き起こします。
感染経路
・SARS-CoV-2は感染者(無症状の病原体保有者を含む)から咳、くしゃみ、会話などの際に排出されるウイルスを含んだ飛沫・エアロゾル(飛沫より更に小さな水分を含んだ状態の粒子)の吸入が主要な感染経路と考えられています。
潜伏期間(病原ウイルスが体内に侵入してから症状が現れるまでの期間)
・感染後に症状が現れるまでの潜伏期間は2〜14日で、曝露後から5〜6日程度で発症することが多いようです。
・ただしオミクロン株では潜伏期が2~3日、曝露後から7日以内に発症する者が大部分であるとの報告もあるようです。
・また感染者の約9割がウイルスに暴露された後、7日以内に発症しております。
感染可能期間(感染した人が他人に感染される可能性がある期間)
・潜伏期間中でも感染力があるため、無症状の感染者が他人に感染を広げる可能性があります。
・ウイルス感染する可能性がある期間は、(感染者が)発症する2日前から発症後7〜10日程度といわれています。
症状
検査方法
・COVID-19の診断には主に比較的短時間(10分程度)で検査可能な抗原検査を行っております。またウイルスの遺伝子を検出し、感染の有無を確認するPCR検査も行っております。ただし検査結果が出るまでに1日程度お時間を頂きます。
治療
・一般的に軽症(酸素飽和度が96%以上、呼吸困難など肺炎症状がない)の場合は、解熱鎮痛薬や咳止めなど処方を行い、自宅で療養を行っていただきます。また症状がない場合、特別にお薬を使用しない場合でも数日で自然に改善することが多いと思われます。
・ただし、診察時に軽症と判断されても発症から 1週間程度で急速に病状が悪化することがあります。
・重症化した場合(酸素飽和度が96%未満や呼吸困難など肺炎症状がある場合)には入院し、酸素療法、人工呼吸器などの治療が行われます。また、抗ウイルス薬や免疫抑制薬などが使用されることもあります。
ワクチン
・COVID-19ワクチンは感染を予防し、重症化リスクを低減する効果があります。
・世界中で開発・接種が進められ、予防接種を受けることで感染リスクを減らすことができます。
再感染リスク
注意点
- 院内感染対策の徹底
- WEB予約やWEB問診による待ち時間解消
- 医療機器の充実