突発性難聴
突発性難聴について
突発性難聴は突然に生じる難聴です。大きな音を聞いた後や薬剤により生じる急性難聴とは異なります。
突発性難聴の原因は不明ですが、ストレスや過労などによる内耳循環障害やおたふくかぜの感染によるウイルス性内耳炎が大きな病因として考えられています。
(症状)
ある日突然
・片側の聞こえが悪くなる。
・耳鳴りがする。
・耳閉感(耳の詰まった感じやふさがった感じ)がする。
・ぐるぐる回る感じ、ふらつきがする。などの症状が出現します。
(検査)
聴力検査やティンパノグラム(鼓膜の振動を見る検査)を行います。必要により内耳のMRIをお願いすることもあります。
(治療)
治療は症状に合わせて薬剤を選択します。
突発性難聴の治療は、発症後2週間を過ぎると完治率は低下し、1カ月を過ぎると回復の見込みが減るので早期の治療が重要です。
急性期に大切なのは安静です。症状が改善しない場合や高血圧や糖尿病がある場合、入院での治療が必要になることもあります。